発達外来

発達外来

自閉症スペクトラム

自閉症スペクトラムとは?

自閉症は先天的な脳の特性が原因で起こる病気で、家庭環境や生活環境が原因で起こるものではありません。自閉症のお子さまには以下の3つの特徴が見られます。

社会性(対人関係)に関する障害

目を合わせてくれない、表情が乏しい、相手の気持ちを読み取りにくい、場の状況や雰囲気がつかみにくい など

言語やコミュニケーションの障害

呼びかけに反応しない、要求を言葉でしない、なかなか言葉に対する理解ができない、など

特定の行動を反復的に行う(特定の行動に対する強いこだわり)

  • 行動や活動 …手をひらひらする、体を常に揺らす、同じ場所を行ったり来たりする等
  • こだわりや興味 …手順や道順等に固執する、回転するものをずっと見ている、ものを一列にひたすら並べる等

注意欠陥多動性障害(ADHD)

注意欠陥多動性障害(ADHD)とは?

AD/HDとは、注意欠陥/多動性障害(Attention-Deficit / Hyperactivity Disorders)の略で、アメリカの精神医学会がつくった精神疾患分類DSM-Ⅴで使用されている診断名です。
脳の機能不全によって起こる発達障害のひとつであり、保護者の愛情不足や環境が原因で起こる心の病気ではありません。
AD/HDの大きな特徴としては「不注意」「多動性」「衝動性」の3つが挙げられます。人によって症状は異なり、不注意が強かったり、多動性が強かったりとさまざまです。12歳以前から徴候が見られ、半年以上症状が続きます。
障害の強さには程度があり、生活環境の調整や接し方によって十分に改善することもあります。

注意欠陥多動性障害(ADHD)の3つの特徴

①多動性

例)授業中にじっとしていられない、手足をそわそわと動かす、しゃべりすぎる

②衝動性

例)順番待ちができない、自分勝手に話し出す、すぐに乱暴する

③不注意

例)持ち物をよくなくす、こまかいことに注意力が働かない。集中力がとぎれがち。

これらの特徴が、年齢不相応に複数の生活の場(家庭や学校など)で、持続的に見られます。

学習障害

学習障害とは?

学習障害とは、基本的には知的発達に遅れはないものの、「聞く」「話す」「読む」「書く」「計算する」「推論する」といった能力の中で、特定のものに著しく困難を示す様々な状態のことを言います。
学習障害の原因は、脳や脊髄からなる中枢神経系に何らかの機能障害があるためとされています。
視覚障害、聴覚障害、知的障害、情緒障害などの障害や、家庭環境や生活環境などの環境的な要因が直接的な原因となることはありません。

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